11月に入って今年も早いもので残すところあと2カ月となりました。
10月の中旬から今年は割と暖かい日が続いていますね。
11月だと言うのに日中は20度を越える日もあったりして
この陽気だとキャンプもまだまだ楽しめそうですね。
ビッグホーンでは10月の3連休明けからクローズとさせて頂きまして
紅葉がきれいなこの時期は来シーズンに向けての場内整備や
レンタル品のメンテナンスなどシーズン中以上に意外と忙しいのです。(^_^.)
10月中にレンタルプランで使用しているキャンプ用品のメンテナンスを
一通り済ませ、11月に入ると紅葉で色付いた葉が落ちる頃を見計らって
伐採の必要のある木を慎重に選んで切ったりする作業をしています。
いつもならじいちゃんと2人で伐採しているのですが、今年は伐採のプロの方に
お願いして場内にある『松』を何本か切ってもらう事になりました。
と言うのも杉やカラマツなどは比較的真っ直ぐなので倒す方向もある程度
こちらの思う所に倒せるのですが、松の場合は真っ直ぐな木は少なく
根元から右にいったり左にいったりと傾斜も大きく以前から手をこまねいていたのです。
松は庭木や盆栽など日本人には昔から馴染みのある樹木ですが、実は『松くい虫』という
とても厄介な虫がいて、外見では健康そうに見える木も木の中心部が虫に食われて
空洞化していたりすると倒壊や枝の落下など危険を伴う場合もあり
木々の下でテントを張って過ごすキャンプ場にとっては早めの措置がとっても重要なんです。
しかし職人さんというのはホント見事な仕事をされますね~。
大きく傾いた木も重機を使ってワイヤーで引っ張りながら逆方向へと
いとも容易く伐採してしまうのですから。(これぞ職人技!)
国内での林業などに従事する方も年々高齢化や輸入木材などの影響で
後を継ぐ若い担い手がまだまだ少ないと聞きます。
(危険を伴う仕事なので怪我をしたりすぐに辞めてしまう人が多いそうです)
こうした卓越した職人さんの技術が引き継がれていかないと
日本の国土の70%近くある森林も宝の持ち腐れとなってしまうかも知れません・・・。