GWが明けてから梅雨入りした様なはっきりしない天気も多かったのですが
ここに来てようやく『五月晴れ』と言った感じの青空が連日広がっています。
週末の営業を除き平日は休業日となっているので夏休みまでのこの2カ月は
GW前には出来ない場内整備に追われる毎日なのですが、今年は9年前に架けた橋の
老朽化に伴い新しい橋の架け替えをしなければならず、昨年の秋から準備を進めていました。
キャンプ場内と管理棟が川で隔てているため、人のみが往来できる架け橋を
オープン当初から2本の丸太を渡しその上に板を張って作ってきたのですが、
木製で経年劣化なども考慮して8,9年位のサイクルで架け替えをしています。
そこで今回橋の土台となる丸太を昨年の12月のうちに伐採して皮を剥き川幅の10mに
長さを揃えてから一冬乾燥させておいた訳ですが一体何の木か皆さん分かりますか?
1・杉
2・檜(ひのき)
3・松
正解は『カラマツ』です。
カラマツは非常に耐久性のある木材で”水の都”ベネチアの街並みの地中には
カラマツの杭が数えきれない程打ち込まれていたり、100年程前に建てられた旧丸ビルには
長さ15m程のカラマツが5000本近く打ち込まれていて、新丸ビルを建設する際に
引き抜かれた杭の多くが腐りもせず当時のままの姿を残していたのは有名な話です。
実際、今回撤去する古い橋の丸太もカラマツを使用していたのですが、板を張っていた
上部の2cmほどの範囲には羽蟻のなどの虫食いで腐食はあったものの。中心の芯は
まだ充分と言えるくらいしっかりと残っていて強度の面ではまだまだ使えそうな感じでした。
そんな訳でGW明けの9日から作業を始め古い橋の手すりをはずしてから新しい丸太を
古い橋の上から一旦渡し、古い橋を撤去して今週ようやく新しい橋を下の写真の
ところまで仕上げる事が出来ました。
ちなみに今回は板もカラマツにしたのでどの程度耐久性があるのか期待大です!
この後電気の配線をしてから足元を照らすランプを取り付けて完成となります。
次回は2024年頃になるでしょうか?
夏季オリンピックの開催地もまだ決まってないし、しばらくは大丈夫そうですね。(^_^)