8月も残すところあと僅かとなりましたが残暑が厳しい日が続いていますね。
標高が1000m近くあるビッグホーンでも日中はさすがにまだ暑さも
厳しい時もありますが、朝晩は秋の気配も漂い始めていて寒い日もある位・・・。(^-^;
今年は9月に入ってもまだまだ暑さが続く様で、太平洋高気圧が日本列島に張り出している
間は残暑も厳しい分、連日発生している台風もこのお陰で上陸せずに済んでいる様です。
そんな猛暑につきものなのが『ゲリラ豪雨』。
短時間に強い雨や風を引き起こしキャンプ時に最も影響を受けやすいのがテントやタープ。
そこで意外と重要なのがテント設営時などで使用する『ペグ』です。
今回は案外後回しにされがちなペグにスポットを当ててみたいと思います。
現在市場には色んなタイプのペグが出回っていると思いますが
代表的なペグの種類を並べてみました。
左から順に
・エリッゼステーク 38㎝
・ソリッドステーク 30㎝
・スチールソリッドペグ 30㎝
・スチールソリッドペグ 20㎝
・ネイルペグ 25㎝
・Vペグ 19㎝
・スチールペグ 19㎝
・プラスチックペグ 21㎝
ペグの強度という点では一番と言っていい鍛造ペグ。こちらは長さが38㎝とやや長めで使用用途はヘキサタープなどのポールを支えるガイロープを雨などで地盤が緩くなった場所などで使うと効果があります。1本あたり700円とやや高価ですが折れる様な事もほぼないのでコスパは高いと思います。ちなみにカラーがブラックやレッドなどが出ていましてシルバーのペグに比べて地面に落とした際に発見しやすかったりする利点もあります。
【ソリッドステーク 30㎝】
【スチールソリッドペグ 30㎝】
ブランド:スノーピーク、コールマン
鍛造ペグの先駆けとしてスノーピークが販売を始めてからベストセラーを続けるペグ。エリッゼステークやコールマンのスチールソリッドペグなどが後発商品としてやや安価で販売されました。30㎝のペグはタープでの使用が多いと思いますが、強風時にはテント等で使用でき効果もあります。価格はソリッドステークが1本あたり460円、コールマンのスチールソリッドペグが420円ほど。※コールマンのスチールソリッドペグは現在表面が黒に塗装されている様です
コールマンの鍛造ペグでこちらは20㎝タイプ。テントやタープなどで使用できる使い勝手の良いサイズです。当キャンプ場の様に川沿いのキャンプ場は比較的石が地中に多いので強度の高い鍛造のペグは必須です。付属の軟なスチールペグからステップアップするならこのサイズがお薦めです。エリッゼ、スノーピークからも同サイズのペグが販売されています。1本あたり520円(amazon調べ)
鍛造ペグが出るまでは最強とされていたペグ。テントなどに付属のスチールペグに比べると太さもあり鍛造には劣るものの価格も安くコスパは高いと思います。ガイロープを掛ける部分が樹脂なので一体構造の物に比べると破損しやすいのがネック。1本あたり150円ほど
1990年代の第1次オートキャンプブーム時の主力ペグだったVペグ。最近ではあまり見かけなくなりましたが当時はスチールや軽量のアルミなどが販売されていました。アルミは強度がなく使い物になりませんでしたが、スチールタイプは地盤の緩い場所では地中にしっかりと入りペグ抜けも少なくて結構使えるペグでした。使用を繰り返すとハンマーが当たる頭の部分が曲がってしまうのがネック。
テントやタープ購入時に付属してくるペグで最も一般的なペグです。テントのグレードなどで太さなどが変わってきますが、安価なテントには最弱の細いペグが入っている様です。石の多いサイトではすぐに曲がったり折れたりする事が多く、芝生サイト以外にも出かける事がある場合は買い替えの検討も必要です。
こちらもテントやタープなどを購入した際に付属してくるペグで主にテントの前室の
ファスナーの開閉部分に使用します。芝生サイトならこれでも十分ですが、川沿いのサイトでは折れたりする事もしばしばあります。安価という点では一番かも。
ペグとセットで意外と重要なのがハンマーです。
写真右の黄色いハンマーはテント等の新品購入時に付属してくるプラスチックのハンマー。
左は木製の柄に鉄製のヘッドが付いたYOGOTOのペグハンマー。
スノーピークのペグハンマーをリスペクトした廉価版ですが値段の割には結構使えるハンマーです。
両者の大きな違いはヘッド部分の重さです。
ペグダウンする際に重要なのはヘッドの重さを利用してハンマーを振り下ろす事。
軽い頭ではどんなに力を入れてもヘッドに力が伝わらずペグが入っていきません。
またキャンプ初心者の方に多く見られがちなのがハンマーの柄のヘッドに近い所を持つ事。
ハンマーは出来るだけヘッドから離れた場所を持ち、ヘッドの重さを感じながら
スナップを効かせて打ち込むとより力が伝わり少ない回数でペグダウン出来ます。
余談ですがゴルフのクラブや薪割りの斧の握り方にも似た部分がありますよね。
ヘッド部分と握った支点になる距離が離れるほど振り幅の円が大きくなり力がより加わるという訳です。
些細な事ですがペグ選びやハンマーの使い方などで設営時間も意外と短縮できます。
ぜひ今後のキャンプライフにお役立て頂けましたら幸いです。
はあ~、、、書き始めたら意外と長いブログになっちゃいました!(^_^)